山添拓参院議員、白石たみお都議も出席
東京都が進める街壊し・住民追い出しの都市計画道路などに反対する都民がつくる「都市計画道路問題連絡会」は11月29日、第3回全都道路問題交流会議を都庁で開きました。
会議では同連絡会世話人の長谷川茂雄氏が報告。今年7月に国土交通省が「都市計画道路見直し」の手引きを発表し、すでに事業認可を受けた道路も見直しの対象であるにもかかわらず、東京都が半世紀以上も前につくられた都市計画道路について、懸賞や見直しをほとんどせず、強行しようとしている実態を告発しました。
日本共産党からは、山添拓参院議員と白石たみお都議が出席。山添氏は、1メートル1億円もかかるといわれる東京外環道の建設計画について、各地の道路建設工事で陥没事故が起こっていることを指摘。「道路建設は本来くらしのために進められるべきだ」と述べ、国会で道路問題を追及していくと語りました。
白石都議は、都が地域の再開発に伴って特定整備路線などの道路計画を強行しようとしていると指摘。
「都民そっちのけで道路をつくって税金を無駄遣いすることは許さない」と共産党都議団としても取り組んでいく決意を述べました。
また、無所属の坂井えつ子・小金井市議が同紙の優先整備路線の見直しを求める運動について報告しました。
参加者からは発言が続出。
「一方的な説明をされたが、都は説明会の議事録も出さない」「国交省の見直しガイドラインを拘束力のあるものにする必要がある」(荒川区)
「裁判で係争中の団体には、説明会などで答弁しないと都が言ってきた」(品川区)
「都だけでなく区に対しても働きかけていくことが必要だ」(北区)
など、各地の経験が語られました。
(12月3日付「しんぶん赤旗より」)