日本共産党の星見てい子東京都議は8日、都議会本会議で一般質問し、子ども食堂への支援や子どもの貧困対策の充実を小池百合子知事に求めました。
星見都議は、子どもに無料または低額で食事を提供する子ども食堂について「親の長時間労働の広がりで”孤食”になっている子どもに楽しく栄養バランスを考えた食事を提供している意義は大きい」と指摘。
小池知事は、子どもが「安心して過ごせる居場所があることが重要だ」とし、「私も子ども食堂に伺ったが、制度的にも持続可能な形で取り組みを進めることが必要だ」と答弁。
「子ども食堂のような取り組みがさらに進むよう、しっかり支援していく」と述べました。
星見都議は、都が大学と連携して行った調査で生活困難層の子どもが2割以上に上るなど深刻な結果となったことに触れ、子どもの貧困解決について認識をただしました。
小池知事は「調査を踏まえ、今後も子どもの貧困対策を総合的に進めていく」と答えました。
星見都議は、子どもの貧困対策について、どのような対策を策定するのかただすとともに、「具体的な指標と目標を持つべきだ」と迫りました。
梶原洋福祉保健局長は見直しを行う「子供・子育て支援総合計画」に子どもの居場所づくりや子どもの貧困対策に取り組む区市町村への支援、高校生を対象とした給付型奨学金などの事業も(都の計画に)盛りこむ」と答弁。
施策の効果検証について「評価指標を設定し、次期計画に反映させる」と述べました。
(12月9日付「しんぶん赤旗より」)