「国の言うことに逆らえない状況が嫌」豊島区の女性
憲法東京行動センターは8日、東京都豊島区のJR大塚駅前で、憲法9条改憲に反対し、憲法を生かす政治を求める「3000万署名」に取り組み、11団体から40人が参加しました。
参加者は「平和憲法を守り生かそう」と訴え、カラフルなプラスターやのぼりを立て、チラシを配って署名を訴えました。
約1時間の行動で56人分集まり、署名用紙を持ち帰る人もいました。
東京革新墾の今井文夫事務局長は、安倍政権が改憲発議を狙っていると警鐘を鳴らし、「平和憲法を守り、安倍政治を変えましょう」と訴えました。新日本婦人の会の松崎由美子さんは「9条改憲は、自衛隊を海外で戦争できるように変えてしまう」と訴え、「子どもたちの未来を守るためにも改憲を阻止しましょう」と呼びかけました。
署名をした豊島区在住の女性(80)は、小学校3年生で終戦を迎えた当時を「国の言うことに逆らえない状況が嫌だった」と振り返り、「安倍首相は戦争を体験していないからわからないと思います。おっかない」と語りました。
沖縄県の石垣島から来た男性(67)は「沖縄で進む軍事基地化の動きも本土の人たちに知ってもらいたい。そのきっかけが9条問題だと思い、自分にできる行動として署名しました」と話しました。
(12月9日付「しんぶん赤旗より」)