未来を拓く 山添拓 ちょうちん片手に、 安倍9条改憲NO!

未来を拓く 山添 拓 ちょうちん片手に、 安倍9条改憲NO!

国会審議をとことん恐れている安倍政権の下で、ちゃっかり動かそうとしているのが憲法審査会です。参議院では約1年ぶり(6日開催の予定)。改憲案の審査を役割とする審査会は、審議を進めればどうしても改正案のすり合わせに向かいます。しかし、FNNの世論調査では、安倍内閣の優先課題に「憲法改正」を挙げた人はわずか2・8%。国民が望まない改憲のために、審査会を動かす必要はありません。焦点の9条のみならず、教育や選挙制度でも、憲法をないがしろにする勢力が改憲を語るとは、どこまで厚かましいのか。

改憲案を国会に出させないたたかいは、総選挙を経ていよいよ重要に。自民・公明はもとより、市民と野党の共同を分断して「希望」に一縷の望みを託した人たちも含めて、「発議して失敗したら大変!」と思わせる一大旋風を起こしたい。

「安倍9条改憲NO!3000万人署名」を呼びかける行動が、急ピッチで取り組まれています。夕方の新宿駅西口、小雨や寒さをちょっと恨めしく思いつつ署名板を持つと、そんななかでも足を止める人が。ご高齢の方と若い世代が多い。中学生の二人組は、「最近勉強しました」と。

私が住む調布では、改憲NO!を掲げて「まちなかパレード」(11月29日)も。ちょうちん片手の夜デモでは、安保法制や共謀罪の廃止、原発や米軍基地、消費税引き上げに反対し、飛行場事故の補償や豊洲移転の中止も求めます。地域の話題からグローバルな問題まで、共通するのは、憲法をいかした政治でこそ実現できるということ。改憲阻止は、憲法を語るたたかい。

(弁護士、参院議員・東京選挙区選出)

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