高齢者らによる厚生労働省(東京都千代田区)前での3日間の座り込み行動が、15日、最終日を迎えました。(12月13日昼~15日正午まで)
行動は「すべての人たちに豊かな老後を」を掲げ、社会保障政策の充実を訴えるもの。
主催は、日本高齢期運動連絡会と東京都老後保障推進協会。
日本高齢期運動連絡会の菅谷正見事務局長は「声を挙げなければ、政府と財界は社会保障政策を切り捨ててくる」と指摘。
「東京・日の出町では、高齢者医療の無償化が実現している。同町より財政の豊かな自治体は他にもある。福祉の充実は財政よりも、行政の決意の問題」と訴えました。午前6時に家を出て座り込みに参加した、昭島市の坂本光治さん(88)は「政府は福祉を切り捨てているが、苦しくなるほど、これではいけないという気持ちがバネになる」と語り、「近所の人から頑張れと声をかけられることも増えた。大変な時だが、社会は変わると希望を持っている」と意気込みました。
日本共産党の宮本徹 衆院議員らが激励
日本共産党の宮本徹、本村伸子の両衆院議員と倉林明子参院議員が激励に駆けつけました。
倉林明子参院議員はあいさつで、「保守層の多い日本医師会でさえ、診療報酬引き下げに反対し、野党のヒアリングに参加した。安倍自公政権への反対の輪は広がっている。社会保障の大改悪を止めるために、ともに頑張りましょう」と述べました。
(12月16日付「しんぶん赤旗」より)