新宿での宣伝に反響
安倍首相が進める9条改憲に反対する街頭演説を、日本共産党の田村智子副委員長らが21日、新宿駅西口(東京都新宿区)で行いました。
塩川鉄也衆院議員、とや英津子都議、佐藤佳一新宿区議が参加しました。道行く人は、改憲に反対する3000万人署名に署名し、ビラを受け取るなどしていました。
田村副委員長は「憲法9条に自衛隊が書き込まれれば、自衛隊はますます米軍の一部隊として、中東をふくむ海外で武力行使をする存在になっていくでしょう」と指摘。
「自衛隊は災害救助で頑張っているから(憲法に書き込んでも)いいだろうと思う人こそ、そういう自衛隊でいてほしいなら、この一線を越えさせてはなりません」と強調しました。
塩川議員も「自衛隊の海外派兵への道を開いてはなりません」と、署名への協力を呼びかけました。
とや都議は「アジアで何千万もの人が殺された侵略戦争を繰り返してはなりません」と訴えました。横浜市から来た高校生の男性(16)は3000万人署名に署名。「安倍首相は、政治を私物化していると思う。戦争の歯止めの9条がなくなったら、ふつうの学生にも召集令状が来るようになるかもしれない。(若者は)将来を楽しみにしているのに、血を流して死ぬのは絶対にいや」と話しました。
(12月22日付「しんぶん赤旗」より)