落選は、人々の繋がりの尊さを、改めて私に自覚させ、感謝の毎日を与えてくれています。
例えば、これまで現職だったころ、走り回っていた日程も全て、線を引いてくれる「誰か」の関与なしにはありえない。
私はひたすら目の前に立ち現れる集いや集会の日程を全力でこなしていく日々でしたが、そこには常に国会秘書等スタッフの皆さんの正確な日程管理と、泣き笑いを共にしてくれる温かい眼差しがありました。
今、孤独な日々を生きる中、そんな日々のかけがえのなさを思い出し、時折、涙がこみあげます。
落選は、さまざまな「教え」を私に与えてくれます。
小選挙区では、議員や候補者に注がれる視線は近い。
一挙手一投足に下される審判は、厳しさと同時に得難い励みにもなっています。
電車の中で、団地の中で、自宅近くの神社の前で「頑張ってください! 応援しています!」。
こんな突然の声掛けに、東京12区での知名度の高まりを感じ、背筋が伸びる思いです。
83,544票。お寄せいただいたご期待に必ずこたえなければ!
議員・候補者は、闘いの中でこそ、育てていただくものなのだと、そんなことを痛感する新年です。
今年も、出会いの中で自分自身を鍛えあげ、必ず議席を取り戻す決意です。
(1月12日付「しんぶん赤旗」より)