日本共産党は11日、東京・新宿駅前で毎週木曜定例の、安倍9条改憲反対の「3000万署名」の街頭宣伝を行いました。
開始から署名に足を止める人が相次ぎました。
藤野保史衆院議員と山添拓・参院議員、斉藤まり子・都議、沢田あゆみ・新宿区議が参加しました。山添議員は、韓国と北朝鮮が朝鮮半島の軍事的緊張緩和に向けて高官級会談を開催したことに触れ、「対話が世界の流れになる中で、安倍首相だけが圧力一辺倒のままだ」と批判。
「憲法9条を持つ日本こそ対話による解決を求めるリーダーになるべきだ」と述べ、3000万署名は「安倍首相による改憲に反対し、9条を生かすものです」と訴えました。
藤野議員は、過去の日本の侵略戦争や、人権を踏みにじった戦前の日本社会を美化する改憲右翼団体・日本会議に関係が深い勢力が安倍改憲を進めていると指摘。
「(改憲勢力の)歴史観は世界では通用しない。勝手に期限を区切って国の形を変えようとする安倍首相の暴走を止めよう」と言って署名を呼びかけました。
職業訓練校に通う男性(31)は森友・加計疑惑をあげ「安倍首相の発言や姿勢は信用できない。戦争にならないようにするために9条を守りたい」と言って署名しました。
会社に向かう途中に署名に応じた女性(34)は、戦争法や共謀罪法の強行成立に触れ、「安倍首相の姿勢が戦争に向かっているようで怖い。憲法9条を守るために何かしたかった」と話しました。
(1月12日付「しんぶん赤旗」より)