全労連や全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)などでつくる原発をなくす全国連絡会は11日、新宿駅西口で新春初の宣伝を行い、原発の再稼働をやめて原発ゼロに踏み出そうと訴えました。
全労連の小田川義和議長は、福島原発事故についての反省もなく再稼働や原発輸出に前のめりの安倍政権の対応を批判。小泉純一郎、細川護煕両元首相らが加わる「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(現自連)」が原発ゼロ法案を発表したことに触れ、「国民世論を高めて、法案審議をめざそう」と呼びかけました。
日本科学者会議の井原総事務局長は、「原発再稼働停止や自然エネルギーへの全面転換を掲げた法案を小泉元首相らが発表したことを歓迎している」と述べ、原発ゼロめざす署名を呼びかけました。
日本共産党の宮本徹衆院議員は、法案を歓迎し、直ちに原発ゼロをめざそうと訴えました。
署名に応じた新宿区の女性(71)は、「本来ならば、歴史の教訓として原発の歴史や自己の経緯を小学生にも教えるべきであり、再稼働などもってのほか」と語りました。
(1月12日付「しんぶん赤旗」より)