日本共産党の小池晃書記局長は16日、東京都町田市で開かれた党演説会で、市長選では「革新町田市民の会」の木原のぶよし候補=無所属、共産党推薦=の、市議選(いずれも2月18日告示、25日投票)では共産党の5候補の全員当選で、大型開発優先の市政から暮らし優先の市政に転換しようと訴えました。
小池書記局長らの演説に、平日の日中にもかかわらず会場に詰めかけた聴衆から拍手や「頑張れ」の掛け声が湧き起こりました。
「今年最大の課題は憲法改悪を許すかどうかだ」と述べた小池書記局長。
「安倍首相が憲法に書き込もうとしているのは、安保法制で地球の裏側まで行って戦争する自衛隊だ。海外で制約なく戦争できるようにする改憲を許すわけにはいかない」と力を込めました。
代表的な宗教団体が”憲法を変えてはいけない”という声を続々とあげていることに触れ、「憲法を守り抜こうという共同が広がっている。3000万署名を隅々まで広げ、改憲のたくらみを打ち破ろう」と呼びかけました。
現町田市政について、
①国保税3年連続値上げなど市民負担増
②市立図書館など公共施設の廃止や民間委託
③南町田駅前再開発や巨大アリーナ計画など大型開発
を進めていると批判。
市には活用できる75億円の基金があることを挙げ「市政にないのはお金ではなく市民に寄り添う心だ」と述べました。
小池書記局長は、市長選では、「市民の痛みが一番わかる木原さん」を、市議選では、市民と力を合わせて小中学校へのエアコン設置を実現し、公共施設廃止に待ったをかけるなど実績抜群の共産党の5人を当選させ、「市民の声が通る市政に変えよう」と訴えました。
とのむら健一、細野りゅう子、佐々木とも子、渡場さとし=以上現職=、田中美穂=新人=の5人の市議候補、池川友一都議が訴え、木原市長候補、町田市民連合の鈴木剛事務局長(弁護士)があいさつしました。