東京都江東区の南砂団地9条の会は20日、結成一周年記念集会を団地内で開き、約80人が参加しました。
集会では、宇都宮健児氏(元日弁連会長)が記念講演し、落語家の古今亭菊千代さん(芸人9条の会)が落語を披露しました。
宇都宮氏は「国会における改憲発議を阻止できる可能性は十分にある」と強調。
「改憲勢力が目指す改憲内容はバラバラであり必ずしも一致してない」と指摘し、「改憲を阻止するためには、全国市民アクションが呼びかけた『3000万署名』を広めて、改憲を許さない市民運動をいかに広げるかにかかっている」と提起しました。
2部の懇親会には、戦争を体験した男性(93)が車椅子で参加し、「戦争は絶対にやってはいけない」と声を振り絞って発言。
多くの参加者が「憲法9条は守らなければならない」と語りました。
「団地9条の会」の賛同人は現在400人を超え、今後、500人を目指すとしています。「3000万署名」も2月中に1000人分をやり遂げようと取り組んでいます。
(1月24日付「しんぶん赤旗」より)