日本共産党の参院議員・候補が各地の演説会や「党を語る集い」などで、 党の実績や値打ちをさまざまな角度から訴えています。
1月27日に東京都板橋区で開かれた「党を語る集い」で吉良よし子参院議員が語った、ブラック企業対策での実績を紹介します。
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2013年参院選で東京選挙区から国会に送り出していただきました。
5年前、選挙で訴えた 「ブラック企業ゼロ」「原発ゼロ」「憲法を生かす政治を」などの公約実現のため力を尽くしてきました。
政治家の原点、とりわけ力を入れてきたのがブラック企業の問題です。
私自身、就職活動に苦労しましたし、「『夢』という言葉が嫌いになったという、ワタミで働いていた20代の男性の言葉や、コンビニ「ショップ99」で「名ばかり店長」として長時間労働させられた若者の「燃料として燃え尽きるまで働かされた」という言葉に象徴される、未来を担う若い世代を使いつぶす働かせ方を何としてもなくしたい、というのが政治家を目指した原点だからです。
同時に、この5年、国会議員として活動しながら実感しているのは、政治を動かす一番の原動力は、一人ひとりの声、市民のたたかいだということです。
例えば、家族を過労死で亡くした遺族のみなさんが過労死防止対策基本法を実現するため、足を棒にして毎日、国会議員会館の議員室を訪ねてロビー活動を行い、法律が全会一致で成立しました。
遺族の方々は、ただ肉親を亡くしただけでありません。
「なぜ、夫や子どもが仕事に行くのを止めなかったのか」という後悔を抱えて苦しんだと口々に語っています。
そんな苦しい思いを乗り越えて「何としてもこれ 以上の過労死をなくさなければ」との思いで議員会館を歩いたといいます。
国民一人ひとりの声は政治を動かせるし、法律だって作れる。感動的な経験でした。
真の改革こそ
しかし、それだけ苦労して法律ができたにもかかわらず、過労死も過労自死もいまだになくなっていません。
電通労働者の高橋まつりさん、NHKの女性記者、新国立競技場の男性現場監督な ど、悲惨な事件がなくならない。
それは、安倍政権がブラック企業も過労死も、本気でなくそうとしていないからに他なりません。
安倍首相は「働き方改革」と胸を張りますが 過労死ラインの月100 時間の残業を容認していては、過労死などの悲劇も、ブラック企業もなくせません。
こんな大企業のための「働かせ方大改悪」は絶対許すわけにいきません。
そうではなくて、私は残業時間の抜本的な規制を作るなど、労働者のための本物の働き方改革こそ実現したい。
そのために、2期目も国会に送ってください。
続きは「共産党の値打ち~吉良よし子議員(下)」をご覧ください。
(2月3日付「しんぶん赤旗」より)