「空きがない」3割
東京都が1月26日に公表した保育ニーズ実態調査 (速報版)によると、子育て世代の都民が望む教育と 保育サービスと、実際に利用しているサービスに差があることが分かりました。
教育·保育サービスを利用 していない人の約3割が 「空きがない」ことを理由にあげています。
調査によると、「希望していた教育·保育サービスと利用実態」(複数回答) の問いで、利用の希望が多いのは「認可保育所(公立)」で51.9%となっていますが、実際に認可保育所を利用しているのは17.0%で、34.9%もの差がありました。「認可保育所 (私立)」でも同様に、希望していたが39.3%だったのに対し、利用しているは 21.4%にとどまっています。
認可保育所に子どもを預けたい親が多くいる一方で、希望どおりには入れない実態があることがうかがえます。
教育·保育サービスを利用していない理由(複数回答)として「利用したいが教育·保育のサービスに空きがない」が30.7% にのぼり、「現状では利用する必要がない」(39.1 を「子どもがまだ小さい ため」(32.8%)となっ ています。
調査は2017年8~9月にかけて就学前児童 (0~5歳)がいる約3万8,000世帯を対象に実施され、1万3,114の回答を得ました。
(2月3日付「しんぶん赤旗」より)