1月27日の「党を語る 集い」(東京都板橋区) で、日本共産党の吉良よし子参院議員は、参加者の質問に答えました。
共産主義とは
(Q.)日本共産党は共産主義を目指すのですか?
(吉良)日本共産党は綱領で、将来、労働時間を抜本的に短縮すること、本当の意味で平等で自由な人間 関係の社会をつくること、そして人間による人間の搾取を廃止し、社会から貧困をなくすことを目指す、と書いています。
それらは、資本主義を乗り越えた新たな経済社会の下でこそ実現できる、それが「共産主義社会」であり、それを目指そう と言っているのが日本共産党です。
でも、ブラック企業の根絶は資本主義の枠内でもできることです。まずは、資本主義の枠内でもできる改革を1歩ずつ、力を合わせて進めようという立場です。
(Q.)国会での質問のうち印象に残ったものはありますか?
(吉良)私が議員になって100回以上質問をしてきましたが、毎回「ああ言えぱよかった、こう言えば よかった」など、反省ばかりです。
でも、ある市営バス労働者の声を取り上げて質問した時、現場の労働組合を立ち上げた方々が動画を見てくれたうえに、 「われわれの労働実態を 安倍首相にぶつけてくれた。何度も繰り返し見て力をもらった」と直接言ってくれたことがあります。これは、本当にうれしかったです。
誇りを持って
また、ブラック企業問題に取り組むある弁護士さんが、ブラック求人をめぐる問題での私の国会論戦の内容を裁判で示した結果、その中身が和解内容に盛り込まれたことを紹介して、「国会での労働者のための活動が現場に生きた」とフェイス ブックに書いてくれました。
国会での論戦が、現場でたたかうみなさんの役に立ち、現場を変える力になった。どちらも、たたかうみなさんと一緒 に、社会を一つひとつ変えていく共産党の国会議員でよかったと心から思った瞬間です。
引き続き、共産党の議員としての誇りを持って、みなさんと力を合わせて頑張りたいと思います。
(2月4日付「しんぶん赤旗より」)