被害2.5億円
日本共産党都議団(曽根はじめ団長、18人)は14日、都に対して八丈町議会が昨年12月に提出した「台風21号・22号の連続での台風塩害によるフェニックス・ロベレニー等被害復旧の支援を求める意見書」に示された要望を実施するよう小池百合子都知事に申し入れました。
観葉植物の一種の口ベレニーは八丈島の基幹作物です。口ベレニー耕地面積の7割が塩害にあうなど被害額は2億5860万円にのぼり、同様の台風塩害を受けた2013年の2倍超となっています。
都は、2013年の際は、肥料へ補助をし土壌改良支援をおこないましたが、今回は具体化されておらず、都知事が発表した新年度予算案にも、八丈島の台風被害への支援は計上されていません。
申し入れで、とくとめ道信・政調副委員長は、「島しょ振興のためにも知事が先頭に立って基幹産業の復旧にとりくむべきだ」と主張。
原のり子都議は 現地を視察した際に、 町長やJA組合長らが「八丈島特産のロベレニーの復旧を支援してほしい」と語ったことを紹介しました。
承し申し入れ書を受け取った総務局行政部島しょ振興専門課長は「承りました。知事に伝えます」と答えました。
(2月15日付「しんぶん赤旗」より)