日本共産党は15日、東京都の新宿駅前で、憲法9条改悪に反対する「3000万署名」の定例街頭宣伝を行いました。
赤嶺政賢衆院議員、大門実紀史参院議員、藤田りょうこ都議、佐藤佳一新宿区議が参加しました。
大門氏は、改憲派が「自衛隊ありがとう」とのポスターを張り出し、憲法への加憲を訴えていることについて「災害支援などで頑張ってくれている自衛隊だからこそ、安保法制戦争法のもとで米国の戦争に駆り出して死なせてはならない」と指摘。「憲法を変えるために北朝鮮情勢をも最大限に利用する安倍政権に国民の命と平和は任せられない」と訴えました。
赤嶺氏は「憲法9条は、72年前の沖縄戦で家族とふるさとが犠牲となった県民にとって希望であり、絶対に守らなくてはならないものだ。もう二度と戦争を起こさない、巻き込まれないと国際社会への誓いを変えることは許されない」と強調。
同県で米軍機の墜落事故が相次ぎながらも、日本側が求める飛行停止や調査が実現されない現状にも触れて「憲法ではなく、国民の命を脅かす日米地位協定こそ変えるべきだ」と指摘しました。
足を止めて演説を聞いた小金井市の女性(68)は「テレビで国会中継をみていても、首相や大臣の答弁はうさんくさいと感じます。『憲法に自衛隊を書き込んでも何も変わらない』と言うなら、 国民投票しなくていい」と述べました。
(2月16日付「しんぶん赤旗」より)