中学校の全員給食/シルバーパス充実
25日投開票された東京都町田市議選で、日本共産党の殿村健一(63)、細野龍子(63)、佐々木智子(62)の現職3氏と新人の田中美穂氏(35)が当選し、改選前の4議席を獲得しました。
現職の渡場悟視氏(52)は2,201票を得ましたが次々点となり、前回選挙で獲得した5議席には及びませんでした。
日本共産党の合計得票数は過去2番目の1万9,980 票(得票率13.63%) でした。
共産党町田地区委員会は26日声明を発表し、この中で、市議選で打ち出した中学校全員給食や年金で入れる特養ホーム、シルパーパス充実などの政策に市民から大きな期待が寄せられたと強調。
1議席を失ったことについて「党内外の皆さんのご意見に、真摯に耳を傾けて総括を行い、来年の参院選に向け、必ず捲土 (けんど)重来を期す決意です」と述べました。市議選の結果、自民党が改選前の11議席から12議席に増え、公明党は6議席を維持。立憲民主党が新たに2議席、都民ファーストの会が1議席を獲得しました。民進党は改選前の5議席から1議席に、生活者ネットが2議席から1議席に減らしました。候補を立てなかった維新の会、社民党は議席を失いました。
共産党の5氏は26日、池川友一都議とともに町田駅前に立ち、公約実現へ全力を尽くす決意を述べました。
中学校の全員給食/シルバーパス充実
25日投開票された東京都町田市長選で、3万6,187票(前回比1万3,278票増、得票率24.99%)を獲得し、次点となる健闘を した「明るく住みよい革新町田をつくる市民の会」の木原信義氏(68)=日本共産党、まちだ市民連合、立憲民主党を支持する町田市民の会、自由党都連推薦=は、結果を受けて記者会見し、「次のたたかいのステップになる票を得た」と語りました。市長選で木原氏は、大型開発優先の現市政から、憲法を守り生かした暮らし優先の市政への転換を主張。
中学校の全員給食や年金で入れる特養ホームの実現などの公約が市民に支持を広げ、市民と野党の共同候補として「前回よりも盛りあがった選挙ができた」と話し、引き続き公約実現に奮闘する決意を述べました。
会見で「まちだ市民連合」の中島剛二氏は、政策の一致した候補を擁立してたたかった今回の選挙は「大きな経験だ」と語り、「革新町田市民の会」とともに今後も市政監視などに取り組むと話しました。
共産党町田地区委員会の松村亮佑副委員は、「党派を超えた広範な共闘ができた。今後も市民と野党の共同をさらに発展させたい」と語りました。
(2018年2月27日付「しんぶん赤旗」より)