この春、息子は認可保育園に入ることになりました。
思い返せば2年前、「保育園に落ちた」当事者となり、なんとか入れた認証保育園では本当にお世話になりました。
赤ちゃんだった息子の成長をともによろこび悩みを共有し、子育てを支えてくれた先生方と別れるのはさびしい限り。
ですが5歳までの行き先を確保できたことに心から安心しました。
ところで許せないのは、保育園入園の内定通知とともに届いた保育料の値上げ通知。
まがりなりにも政府ですら「幼児教育無償」と言い始めたのになぜ値上げ?
区は「保育園増設のための費用負担を保護者にも」なんてことまで言っているようですが、許しがたい受益者負担論。
この値上げは、うちの区だけでなく各地で起きています。
結局、保育の一般財源化など、政府が自治体への保育予算を削ったことにより、そのしわ寄せが保護者にいっている。
「無償」というなら運営費補助の復活を。抜本的に保育予算を増やすことこそ必要です。
(2018年3月3日付「しんぶん赤旗」より)