日本共産党は8日、東京・新宿駅前で緊急街頭宣伝を行い、森友学園に関する財務省の決裁文書改ざん疑惑をめぐる国会情勢を報告し、市民と野党の共闘の力で真相解明に取り組む決意を述べました。
宣伝には、紙智子参院議員、宮本徹衆院議員、雨宮武彦新宿区議が参加。冷たい雨が降る中でも多くの人が足を止めて演説を聞きました。宮本議員は、「森友」文書改ざん疑惑について、「もし改ざんされているのが事実だったら、日本の戦後政治でかつてなかったような異常事態が起きていることになる」と強調。
「改ざんがあったのかなかったのか、『政府はただちにはっきりさせよ』との声を一緒に上げていこうではありませんか」と力を込めて呼びかけました。
宣伝では、憲法9条改悪に反対する「3000万人署名」も呼びかけました。
紙議員は、反対する多くの国民の声を踏みにじって安倍政権が集団的自衛権行使を容認した安保法制を成立させたことなどをあげて「こんな憲法をないがしろにした政権はない」と批判。憲法9条を生かした政治への転換を訴えました。
(2018年3月9日付「しんぶん赤旗」より)