東京都杉並区議会予算特別委員会で6日、日本共産党の山田耕平区議が、田中良区長が公用車を選挙の応援に使用した問題を指摘しました。
田中区長は事実上公用車の使用認 めました。
山田区議が指摘したのは、昨年5月23日に世田区の、同31日には練馬区の、民進党都議候補の決起集会に公用車で参加した疑惑です。
山田区議は、昨年の区長専用車運転日誌を調査するとともに、インターネット上での田中区長の行動記録を調査。日誌で行き先を「世田谷区」「練馬区」と記載した日に、各候補の決起集会に参加していたことを確認しました。
山田区議は、庁有車管理規則では、庁有車の運行を公務に限定していることを指摘。公用車を使った選挙応援は規則違反だと厳しく批判しました。
田中区長は「記憶が定かではない」としながら、「車で行った」と事実上、公用車の使用を認めました。
また、規則違反を認めようとしなかったものの、公用車の今後の運用のあり方については「研究していきたい」と答えざるを得ませんでした。
(2018年3月10日付「しんぶん赤旗」より)