日本共産党は15日、東京・新宿駅前で宣伝し、「森友学園」との国有地取引に関する財務省の決裁文書改ざん問題の徹底究明と、9条改憲を阻止するための「3000万人署名」を呼びかけました。
若者やスーツ姿の人たちでにぎわう駅前で、倉林明子参院議員、原田あきら東京都議、あべ早苗新宿区議がマイクを握って訴えました。
演説する弁士に手を振る人や、「森友」文書改ざんについて「ひどすぎる」と声をかける人も。「3000万人署名」に応じた仕事帰りの男性(千葉県在住)は、「国民を愚弄(ぐろう)している。官僚に責任を押しつけようとしている姿勢も許せない」と改ざん問題に怒りを表しました。倉林議員は、野党の結束と世論の力で、国会では決裁文書の改ざん当時に財務省理財局長だった佐川宣寿氏の証人喚問を行わなければならない状況まで安倍政権を追いこんでいることを紹介。
「この国の民主主義を取り戻すためにも『森友』問題の真相究明に全力をあげます。首相の妻の安倍昭恵さんの証人喚問も実現させようではありませんか」と呼びかけました。
原田都議とあべ新宿区議は「海外で戦争する自衛隊にはさせません」と述べ、「3000万人署名」への協力を訴えました。