曽根都議は、ガス工場の操業由来の有害物質で土壌も地下水も汚染されている豊洲新市場の「食の安全・安心」について「都民の理 解と納得が得られていると考えるか」と質問しました。
小池知事は「豊洲市場一場に関する都民の理解も深まってきた」と答弁。
曽根都議は「『理解 と納得が得られている』とは答えられない」と厳しく指摘しました。
また、曽根都議は、小池知事が昨年6月に豊洲移転の基本方針を発表した直後、7月の都議選で小池知事と都民ファーストの会が「食の安全と安心を守る」と公約したにもかかわらず、同月の局長会議で豊洲新市場の「無害化」(土壌も地下水も 有害物質を環境基準以下とする)方針を撤回したことは、「重大な公約破りであり、市民への背信行為だ」と批判しました。
曽根都議は、小池知事が基本方針で示した「仲卸の目利きを活かしたセリ・市場内取引を確保・発展」という方針を撤回したのかと質問しました。
小池知事は「再開発の一つの考えとして示した」と答弁。
曽根都議は「一つの考えとして示しただけで、始めから守るつもりはなかったという答弁で、とんでもない」と厳しく批判しました。
(2018年3月16日付「しんぶん赤旗」より)