日本共産党の池川友一東京都議は16日、都議会文教委員会で質問し、小中高校での児童生徒への指導においては、子どもたちの意見表明権を保障し、子どもが主体的に成長していくことを支えることが非常に大切だと主張しました。
池川都議は、都立高校の中には、頭髪や服装などについて厳しい校則があるだけでなく、髪を染めていないことを証明する「地毛証明書」の提出まで求めているところがあることをあげ、そもそも黒髪ストレートを求めることがおかしいと指摘。「校則を自分たちのものとしてとらえるためには、その決定過程に生徒が関わることが必要ではないか」とただしました。
教育庁の増渕達夫指導部長は、校長が校則を規定すると答弁。
池川都議は「決めるのは校長ということでは、生徒が自分のものとしてとらえることはできない」と批判しました。
池川都議は、都内の区市町村で、「〇〇(自治体名)スタンダード」と称して児童生徒が守るべきルールをつくって指導し ている動きに触れ、「現場で起きているのは、スタンダードからはみ出した子どもへの説教だ」と指摘。
「これまでのあり方を見直し、子どもたちの意見表明権を保障する方向で変えるべきだ」と迫りました。
(2018年3月19日付「しんぶん赤旗」より)