日本共産党の和泉なおみ東京都議は16日、 都議会厚生委員会で、都立病院の地方独立行政法人化の問題について質問しました。
和泉都議は、都立病院経営委員会報告に独法化した場合の「効果や留意点なども明らかになってきている」と書かれていることをあげ、「留意点」の具体的な内容を尋ねました。都病院経営本部の末村智子計画調整担当部長は「公立病院としての役割を果たす必要性等を勘案する必要があるとの指摘がある」と答弁しました。
和泉都議は、「公立病院としての役割を果たす必要性とは、まさに都立病院の存在意義に関わること。それがはっきり表れるのは不採算医療の分野だ」と述ペ、全国で国立病院や自治体病院が独立行政法人化されたあとに廃止や縮小が進んだことを指摘。
「独法化にはそのようなリスクがある」とし、都立病院の直営堅持と、充実・発展を求めました。
(2018年3月21日付「しんぶん赤旗」より)