東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長による市職員へのセクシュアルハラスメント疑惑で、超党派の女性議員有志の会は25日、狛江駅前で市民とともに、真相解明と再発防止を求める署名を呼びかけ、市長の辞職を訴えました。
有志の会として日本共産党の宮坂良子、西村敦子、田中智子、社民党の市原広子、生活者ネットワークの山本暁子、民進党の太田久美子の各市議が発言しました。
西村市議は、情報公開で明らかになったセクハラ行為の相談記録を示し、黒塗りにされたセクハラの行為者が調査も処分もされていないと述べ、その当事者が市長だからだと告発。田中市議は「市長は報酬削減を提案して幕引きを図ろうとしているが、うやむやにはさせない」。
宮坂氏は、相談記録が事実であることが部長答弁で明らかとなったと語り、本会議最終日の27日の議会傍聴を呼びかけました。
「市長がセクハラ行為を意識していないと答弁したのは逃げだ」(市原市議)
「市民の人権を守るべき市役所で非人道的なことが行われているのは見過ごせない」(山本市議)
「セクハラの相談記録をつくった担当者に責任を押し付け、隠蔽を図る卑怯な為は許され ない」(太田市議)
と、それぞれ訴えました。 宣伝に次々と通行人の足が止まり、同市在住の女性(33)は「残念だ。市長は反省し、謝罪してほしい」と署名に応じました。
(2018年3月27日付「しんぶん赤旗」より)