日本共産党のインターネット番組「生放送!とことん共産党」は26日、コメディアンの松元ヒロさんをゲストに迎え「安倍政権を笑い倒す ホントに倒す」をテーマに、司会の小池晃書記局長、朝岡晶子さんと「森友疑惑」や憲法問題など語り合いました。
松元さんは「佐川宣寿前国税庁長官の“とかげのしっぽ切り”で終わらせず、私が佐川さんなら内臓もろとも心臓(晋三)まで切らせますよ」と沸かせました。
小池書記局長は、「『公的文書を改ざんするな』という当たり前のことがスローガンになっている。日本の政治がおかしくなっている」と述べ、「安倍政権は、安保法制=戦争法で集団的自衛権を行使できるようにして、いわば憲法の改ざんですよ」と指摘しました。
20年間続ける一人芝居「憲法くん」をこのほど絵本にした松元さんは「憲法は、国民主権、基本的人権、平和主義の三つの基本でなっている。この順番だからいい。一人ひとりが権利を持ち、だから基本的人権が尊重される。そのためには平和じゃないといけない」と力説しました。
自民党の9条改憲案について小池氏は「条文案にある『必要な自衛の措置』の中に集団的自衛権も入ってしまう。9条2項の戦力不保持や交戦権の否認が骨抜きにされる」と強調しました。
松元さんは「憲法くん」の終わりに、観客に「僕(憲法)をどうするかはみなさんに託します」と語りかけるといい、「自分たちで守っていくんだという気持ちになってほしい」と話しました。
(2018年3月28日付「しんぶん赤旗」より)