東京都議会は3月29日、2025年万博の大阪誘致を推進する決議を都民ファーストの会、公明党、自民党、民進党・立憲民主党、かがやけ、日本維新の会の賛成多数で可決しました。
日本共産党、生活者ネットは反対しました。
日本共産党の池川友一都議は採決に先立つ討論で、「決議提案は全会派一致」の原則を破って決議案が上程されたことを批判。万博の理念自体には賛成だが、2025年大阪万博が▽ギャンブル依存症の拡大などをもたらすカジノを中核とする「統合型リゾート(IR)」とセットになっている
▽会場予定地の人工島・夢洲(ゆめしま)が地震にぜい弱で、危険性が指摘されている
▽大阪府・市の負担が巨額になる
重大な問題点を持つと指摘し、「誘致促進決議は大阪府民に対してあまりにも無責任だ」と強調しました。
(2018年4月1日付「しんぶん赤旗」より)