吉良議員は、前回の質疑で「なぜメールで15項目もの質問をすると決めたのか」の経緯を記した資料を要求したが、「なんら回答がない」と批判。林芳正文科相に対し「再発防止をする気がないのか」とただしました。
林文科相は「表現ぶりに誤解を招きかねないところがあり、注意をした」と答弁。
吉良議員は「なぜこういう質問が出されたのか、調査がされたのかを含めて解明しないと再発防止にならない」と強調しました。
調査の目的について文科省が「前川前次官は懲戒処分になった方。中学生に適切な教育的配慮が求められる」と繰り返していることに対し、吉良議員は、先入観なしに話を聞いてもらおうという学校の態度こそ「本当の意味での教育的配慮だ」と指摘。出会い系バーの問題などを執拗に問うことこそ「教育的配慮に欠ける調査だ」として猛省を求めました。
(2018年4月2日付「しんぶん赤旗」より)