東京都豊島区で区が窓口業務を外部委託している民間業者が個人情報を不適切に扱っていたことが明らかになりました。
区は3月26日の議員協議会で、区委託業者による不適切な取り扱いの事例を報告しました。
日本共産党の小林ひろみ区議は同協議会で、個人情報を扱う業務の外部委託をやめるよう求めました。この問題は、日本共産党の森とおる区議が、15日の予算特別委員会で個人情報の不適切な取り扱いの実態を告発していたもの。
区の報告文書で明らかになったのは、
①区と委託業者が、実在する個人情報が書かれた戸籍証明書類を修正することなく業務の見本として使用していた
② 委託業者が社員研修を行う際に実在する個人情報が書かれたデータのコピーを資料として利用していた
③委託業者が本人確認の資料として個人番号通知力ードの提示を求めていた
ことの3件です。 小林区議は、委託業者が個人情報の写しなどを実際に廃棄したか区が確認できないと指摘。
個人情報を扱う業務は、区が直接責任を持つ仕組みに改めるよう求めました。
(2018年4月4日付「しんぶん赤旗」より)