文書改ざんや隠ぺいなど政権を揺るがす問題が噴出していることについて、吉良さんは「どれか一つでも政権が倒れてもおかしくないような事態です」と強調。
イラク派兵「日報」隠ぺい問題については、政治の関与がないとすれば文民統制が利いていないことを証明することになると指摘し、「どの問題も省庁のせいにしているが、(大臣らが)知っていたとしても、知らなかったとしても大問題。安倍政権には統治能力がないことになる」と語りました。
また、改ざん・隠ぺいされているのは、安倍政権が進めようとしている「働き方」改革や改憲に関する情報だとして、「自分たちのやりたいことを進めるためには隠ぺい・改ざん、なんだってする政権」と安倍政権の政治姿勢を批判しました。
番組では、吉良さんが国会でとりあげた「ブラック校則」も話題になりました。
吉良さんが、髪の色や髪形の細かい指定、下着の色を指定するなど理不尽な校則が増えている実態を紹介すると、岩瀬さんは驚いた様子。
吉良さんは、男性教師が女子生徒の下着の色について指導した例もあることをあげ「明らかにセクハラです。こういう人権侵害の指導や校則はやめるべきです」と主張。
国会で大臣から「校則は積極的に見直すべき」「児童生徒等が参加することが望ましい」との答弁を勝ち取った論戦を紹介しました。
岩瀬さんは「これはぜひ広げたいですね」と語りました。
(2018年4月12日付「しんぶん赤旗」より)