日本共産党の小池晃書記局長は12日、東京都練馬区の石神井公園駅前で、練馬区長選・区議補選での「練馬革新都区政の会」の松村友昭区長候補と日本共産党のむら説区議候補の応援演説に立ち、「松村・のむら両氏の勝利で、改ざん、隠蔽、捏造、真相隠しで政権運営能力を失った安倍政権に退場の審判を下そう」と呼びかけました。
日本共産党や新社会党東京都本部の推薦を受ける松村候補は、前回区長選でたたかった野党3陣営が自身を応援する大変化が起きていると強調。
「憲法を生かし、待機児ゼロ、給食費の無料化特養ホーム増設の緊急課題に取り組む。野党と市民の共闘の力を示そう」と訴えました。
とや英津子都議の議席を引き継ぐ のむら候補は、「一番身近な区政が区民サービスを切り捨て、私たちから遠くなっている」と指摘。
「人間の尊厳が守り大切にされる区政を実現したい」と決意を語りました。
国会から駆け付けた小池書記局長は、森友公文書改ざん問題、自衛隊報隠蔽問題、「働き方 改革」データ捏造問題などに触れ、「疑惑のすべては安倍政権の核心に関わるもの。これを許したら日本の民主主義が終わってしまう。民主主義守れ、国民主権守れ、の声を松村さん、のむらさんに託してほしい」と呼びかけました。
小池書記局長は、安倍政権が狙う改憲は「憲法9条を完全に骨抜きにするもの」と強調。
北朝鮮と韓国の対話や米朝対話の動きに触れ、「世界は一歩一歩変わりつつある。今必要なのは、憲法9条を壊すことではなく、憲法9条を生かした本当の平和外交だ」と訴えました。
「練馬の選挙は、安倍政権に審判を下し、区民の願いを実現する練馬区政を実現する選挙です」と強調した小池書記局長。「ここから日本の流れが変わったと言えるような結果を出そう」と呼びかけました。
(2018年4月13日付「しんぶん赤旗」より)