東京や埼玉などの学校で昨年、児童・教師らが明治の牛乳の異臭を訴えた問題で、立ち入り検査で原因は特定されたのかと質問した山添議員に対し、厚生労働省の宇都宮啓生活衛生・食品安全審議官は「特定されていない」と答弁。
山添議員は、原因を子どもの味覚の問題だと決めつけ、再発防止策を酪農家の品質管理に押し付けた明治を批判しました。
福井照消費者担当相は「特段の対応は考えていない」と後ろ向きの姿勢に終始しました。
山添議員は、科学的根拠が不十分なまま高力カオチョコの「脳の若返り効果」を明治とともに発表した内閣府を追及。
赤間二郎副大臣は「予備的な実験結果の段階で効果を示唆したと受け止められかねない」と認めました。
山添議員は、牛乳問題では原因究明に背を向け、高カカオチョコ問題では謝罪・訂正をしない同社について「きちんと実態を把握し指導すべきだ」と要求しました。
福井氏は「必要に応じ関係省庁と連携し適切に対応していきたい」と述べました。
(2018年4月20日付「しんぶん赤旗」より)