日本民主青年同盟東京都委員会は22日、都内で、日本共産党の小池晃書記局長を迎え「小池晃さん 若者と語る」を開きました。
都内の大学に入学した新入生らが参加。
「激動の時代。未来に希望の持てる社会にしていくために力を合わせよう」と呼びかけた小池書記局長に、参加者は拍手で応えました。
財務官僚のセクハラ問題、森友・加計学園疑惑、北朝鮮をめぐる動きなど、国会情勢について語った小池書記局長。
この中で、「格差と貧困」、学費・奨学金、働き方の問題を語り、「学費も働き方も、若者の現在と未来にかかわる大問題。それを解決するキーワードは『格差をなくす』です」と強調しました。
「日本共産党は、格差と貧困をただす経済民主主義の改革を進めようと訴えています。公平、公正な社会をつくろう。1%の大金持ちのためでなく、99%の国民のための政治を実現しよう」と語った小池書記局長に、学生らは大きくうなずきました。
未来社会論に話は及び、小池書記局長は「私たちの目指す未来社会は、生産手段を社会化し、すべての人間の自由で全面的な発展を保障する社会です」と強調。
「資本主義の存続が問われる今、21世紀のど真ん中を生きる皆さんが、資本主義の矛盾を何とかしなければと悩み、考え、社会を変えていく運動を広げていくことが重要です」と力を込めました。
その上で「若い世代の声と行動が、すべての世代を鼓舞・激励しています。民青はその中で大きな役割を果たしています。安倍政権を倒して新しい政治をつくるために力を合わせたい」と呼びかけました。
参加者から多彩な質問が寄せられました。
「安倍政権を倒すためにどうすればいい」という問いに小池書記局長は、「いま、安倍政権を倒せる局面に来ている。学園のそれぞれの場面で声を上げてほしい」と呼びかけました。
「社会主義に生きたくない」と質問した学生に対し小池書記局長は「私たちは、『生きたくない』社会など目指しません。あらゆる段階で国民の合意を得て一歩一歩進んでいきます。みんなで力を合わせて新しい社会に進んでいきましょう」と呼びかけました。
(2018年4月23日付「しんぶん赤旗」より)