志位委員長あいさつ
会場には森友・加計疑惑にちなんで、”森そば”と!加計そば”を並べた”そば処・あきえ庵”のデコレーションも登場。多彩な作品が会場を盛り上げました。中央メーデー実行委員会を代表して小田川義和代表委員(全労連議長)が主催者あいさつ。
激励のあいさつをした日本共産党の志位和夫委員長は、「国政私物化と強権政治を押し通すために国民に平気でウソをつく。こんな政治はもう終わりにしよう」と強調。
「市民と野党の共闘で安倍政権を倒し、新しい政治をおこし、野党連合政権をめざそう」と呼びかけました。(志位委員長あいさつ)
九条の会世話人の池田香代子さんは、北朝鮮と韓国が「平和への大きな一歩を踏み出した。心から歓迎し、世論の力で後押しをしよう」と強調。
ウソで固めた安倍政権の改憲案を批判し、「断固として拒否しよう」と訴えました。
日比谷メーデー実行委員会から全労協の中岡基明事務局長が連帯あいさつ。岩手県陸前高田市の大坪涼子市議が被災地からの訴えを行いました。
東京地評青年部協議会の山本耕平議長ら3氏が決意表明。山本氏は、与党などが審議入りを強行した「働き方改革」一括法案を批判。
「人の命を紙くずみたいに扱う法案は、絶対止めないといけない。労働組合と働く人、一人ひとりの力が必要です」と強調しました。
祖国復帰闘争の先頭に立った瀬長亀次郎のTシャツを着て参加した自治労連東京水道労働組合の男性(65)は、「沖縄・辺野古新基地建設反対など、安倍政権の暴走政治を終わらせるまで、あきらめずに声をあげ続けたい」と話しました。
国民をウソで欺き、労働法制改悪や9条改憲に突き進む安倍政権を退陣に追い込もうと1日、第89回メーデーが全国307カ所で開かれ、15万人以上が参加しました。
東京・代々木公園では2万8000人(主催者発表)が参加し、中央メーデーを開催。汗ばむ陽気のなか、「安倍内閣は総辞職せよ」「憲法9条守ろう」「長時間労働なくせ」などのプラカードを手に、都内をデモ行進しました。
野党と市民 協力し行動大きく
小田川代表委員 主催者あいさつ
主催者あいさつした中央メーデー実行委員会の小田川義和代表委員(全労連議長)は、韓国と北朝鮮の「共同宣言」の合意を歓迎すると表明しました。
国内政治に関わって「政治と行政の行き詰まりが次つぎと露呈している」として、国会停滞の責任は与党にあると指摘。野党6党の結束した政府追及にエールを送るとともに、市民と力をあわせ、安倍政権に退陣を求める行動を大きくしようとよびかけました。
自民党改憲案について「9条は完全に形骸化する」として、安倍9条改憲に反対する3000万人署名をやりとげようと訴え。最低賃金を大幅に引き上げ、「働かせ方」大改悪法案を廃案に追い込み、「“8時間働くことが普通の職場”を実現しよう」と呼びかけました。
(2018年5月2日付「しんぶん赤旗」より)