安倍政権に審判下そう
9月23日告示、30日投開票で行われる東京都品川区長選と区議補選(定数2)での勝利を目指して7日に開かれた日本共産党と後援会の決起集会で、小池晃書記局長が特別報告で選挙勝利の意義を語りました。
小池書記局長は「安倍政権に退場の区民の審判を下す絶好の機会が区長・区議補選だ」と述べ、公文書改ざん、自衛隊日報隠蔽、官僚セクハラなど数々の疑惑隠しを告発。
品川区政最大の問題である羽田空港の新低空飛行ルートをめぐり、浜野健区長が区議会では「容認しない」と答弁しながら、国土交通省には2年も前から理解を示していたことを示し、「財務省並みの隠ぺい体質だ。区長選勝利と区議補選での、おくの晋治候補の当選で審判を下そう」と訴えました。国民健康保険料の差し押さえ件数が23区で3位、障害者福祉は23区最低水準、ため込み金900億円以上など区民に冷たい区政を支えているのが自民、公明両党だと指摘。
低空飛行ルート撤回や国保料引き下げを求める区民の請願に賛成し、特別養護老人ホーム・認可保育園増設を進めてきた共産党区議団の実績を強調しました。
小池書記局長はその上で「日本共産党の党名には、格差と貧困を広げ利潤第一の資本主義を乗り越える願いが込められている。この党だからこそ国民の共同を進め、異常な大企業・アメリカ優先の政治を変えられる」と力説。
区長・区議補選の勝利で安倍政権に痛打を与え、品川の未来を開こうと呼びかけました。
香西克介地区委員長が、参院選全国比例850万票に見合う品川区の得票目標として、過去最高の3万票を区議補選でも獲得をと提起。
区長選では市民と野党の共同を広げて勝に利しようと強調しました。
おくの区議候補が「区議団事務局員として区民の苦しみを何とも思わない区政に怒りを感じてきた。憲法9条・25条をないがしろにする区政を転換するため頑張る」と決意を表明しました。
初めて集会に参加した自営業の女性(73)は「小池さん、おくのさんは分かりやすく政治の問題点を話してくれた。安倍政権が嘘をつき、文書を改ざんするのは本当に許せない。おくのさんをぜひ勝たせたい」と話していました。
(2018年5月9日付「しんぶん赤旗」より)