東京都狛江市の高橋都彦市長による職員へのセクハラ問題で、日本共産党市議団(田中智子団長、5人)は11日、水野穰副市長に対し「高橋市長が複数の女性職員にセクハラ行為を行ったことは明白。行政の自浄能力を発揮する上で、副市長の責任は大きい」として高橋市長に辞職を求めるなど積極的な行動を取るよう申し入れました。
申し入れでは、開示された市の公文書や市議会での質疑、市職員組合のニュースなどで高橋市長のセクハラは明白であるにもかかわらず、「水野副市長はじめ、市の幹部職員の多くは、高橋市長のセクハラ行為を告発せず、自浄能力を発揮できなかった」と指摘。
高橋市長に対する職員や市民の信頼が失墜している中で、副市長には「全ての職員が安心して働くことができる職場にしていく、特別職としての重要な役割がある」「行政側の自浄能力を発揮していく上でも責任は大きい」と強調しました。
その上で、問題を早く解決するために「高橋市長に対して市長が自らのセクハラ行為を認め、職員と市民に謝罪し、ただちに辞職するよう求めるべきだ」と要請しました。
水野副市長は「要請は承った」と答えました。
(2018年5月13日付「しんぶん赤旗」より)