東京都が築地市場(中央区)の移転先とする豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)の土壌・地下水汚に染対策を問うシンポジウムが19日、中央区で開かれました。
「専門家と市民による築地市場の豊洲移転検証会議」が主催しました。
寺西俊一・一橋大学名誉教授が主催者あいさつ。
NPO法人日本地質汚染審査機構の楡井久理事長、水谷(みずのや)和子1級建築士、化学物質問題市民研究会の藤原寿和代表が豊洲予定地の土壌・地下水・地下空気の汚染の実態や、都が行った「追加対策」の問題点、有害物質による健康への影響などについて報告しました。
楡井氏は「盛り土で対策というのはごまかしだ。豊洲予定地がこの対策でOKとなったら、全国で『この程度でよい』ということになり、日本の国土が汚染されてしまう」と述べました。
築地市場業者でつくる「築地女将さん会」の山口タイ代表は、「豊洲移転して良いことは何もない。世界遺産に』とも言われる築地を守るため、みんなで頑張る」と発言しました。
シンポジウムには日本共産党の曽根はじめ、大山とも子、あぜ上三和子各都議も参加しました。
(2018年5月20日付しんぶん赤旗」より)
続き)豊洲市場の地下で現在行われている追加対策の内容は、まさしく『封じ込め』にほかならない。10月11日に豊洲市場を開場した途端に、豊洲市場は『要措置区域』に指定されなければならず、さしあたって取れる措置は『立ち入り禁止』だけだろう。さあ、どうする小池都知事!! pic.twitter.com/Ypru6ty6TQ
— 中澤誠 STOP築地移転 (@nakazawa_mama2) 2018年5月19日
【要措置区域!?】昨日のシンポジウムで、もう一つ重要な指摘があった。豊洲市場はまだ開場はしておらず、現在は一般の立ち入りは制限されているので問題はないが、10月11日に開場すればそうはいかない。楡井先生他シンポで指摘されたのは、豊洲では汚染物質の摂取経路が遮断されていないという事だ。 pic.twitter.com/n04VKQ4FcP
— 中澤誠 STOP築地移転 (@nakazawa_mama2) 2018年5月19日