【外環道】五輪までの開通困難/「今こそ事業中止を」宮本徹・山添拓議員、都議団が国交省ただす

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日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員、東京都議団は18日、東京外環道について国と都、NEXCO東日本、NEXCO中日本の4者が「東京オリンピック・パラリンピックまでの開通は困難」としたことに関して国土交通省をただしました。

都議団から曽根はじめ、河野ゆりえ、里吉ゆみ、原田あきら各都議が参加しました。

国交省をただす宮本(右から3人目)、山添(同4人目)両議員と都議団=18日、国会内(「しんぶん赤旗」提供)

国交省の担当者は事業の工程について用地取得や工事の課題に加え、中央ジャンクション地中拡幅部工事の入札手続きが談合情報を受け取りやめとなり、すでに1年半の遅れが出ていると説明。

一方で開通時期について「もともと五輪に合わせると言ったことはなかった」と述べました。

参加者は、過去の4者による会議で「東京オリンピック・パラリンピック開催までの開通という同じ思いを共有する」などとしていたことを指摘、五輪・パラリンピックを口実に事業をあおってきたことを批判しました。

開通時期について担当者は現時点で見通すことは困難とする一方、地下本線の本格的な掘進を今年夏以降開始する考えを示しました。

参加者は、用地取得の現状では本線だけ掘進しても地上との連絡路などの工事はできないと指摘。NEXCO東日本社長が会見で五輪までの開通を困難とした理由について「工事の難しさに尽きる」と述べたと報じられていることも示し、事業は今こそ中止すべきと求めました。

(2018年5月23日付「しんぶん赤旗」より)

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