東京都狛江市の高橋都彦市長の職員へのセクハラ問題で、市民と超党派の女性市議(共産3、生活者ネット1、民進1、社民1)でつくる「高橋市長のセクハラ問題の幕引き許さず、真相解明・再発防止へ」実行委員会は23日、市長の辞意表明を受けて記者会見し、「市長はセクハラ行為を認めるべきだ」と述べました。
同委員会の周東三和子委員長は「市長は最後までセクハラ行為を認めなかった。悔しい。憤りを禁じ得ない」と強調。「セクハラ行為を認めて謝罪、辞職することを求める」と述べました。
日本共産党の宮坂良子市議は「セクハラの事実を認めて謝罪するのでなければ心からの謝罪にならない」と批判しました。
生活者ネットの山本あき子市議は、2012年と2016年の市長選で高橋市長を推薦したことについて「申し訳なく、責任を感じている」と述べました。
市長辞職を受けて行われる市長選については「この(超党派の)枠組みでやりたい」(共産党の田中とも子市議団長)、「超党派でそろって行動したい」(山本氏)などの発言が相次ぎました。
共産党市議団の鈴木えつお幹事長は同日、談話を発表。「(市長が会見でセクハラ行為に)誠実に向き合う姿勢がまったく見られず、この期に及んでもと憤りを感じさせる」と批判し、「セクハラ行為を率直に認め、職員と市民にきちんと謝罪し、ただちに辞職するよう求め」ています。
(2018年5月24日付「しんぶん赤旗」より)