同文書には2015年4月2日の同県と柳瀬唯夫首相秘書官(当時)の面会に文科省から内閣府に出向していた角田喜彦参事官(当時)が同席していたことが記されています。
林芳正文科相は、改めて聞き取りをした結果、角田氏から「当該文書を見て思い出したことはない。明確な記憶はない」との答えを得たと述べ、追加調査を拒否しました。
吉良議員は「記憶がないから記録がないことにしてはいけない。それでは調査とは言えない」と批判。
コンピューターに保存されている個人ファイルも含めて調査を求めました。
新文書では、文科省が「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」の委員に加計学園の資料を示して「意見照会を実施している模様」とも記されています。
吉良議員は「特別扱いではないか」と追及。林文科相は「率直な意見が聞けた」と意見照会した事実を認めました。
吉良議員は「特別扱いと言わざるをえない状況だ」と批判し、新文書にある資料の提出を求めました。
(2018年5月28日付「しんぶん赤旗」より)