吉良議員は28日の決算委員会などで林文科相が、面会について「事実関係を承知していない」とひとごとのように答弁していることを批判。
愛媛県の文書には文科省にかかわる多数の記述があり、文科省も当事者であると追及しました。
愛媛県の文書には、「2/25に学園理事長と総理との面会時の学園提供資料のうち…アンケート形式の資料を示して、短期間での回答を求めている」と文科省が有識者会議委員に対して意見照会を実施していることが記されており、林文科相も意見照会をしたことは認めていました。
吉良議員は、面会が「なかった」とする学園の説明は到底信じることはできないし、仮にそれが事実だとしても、学園が首相との交友関係をかさに着て、自治体や政府、文科省をも動かしてきた重大問題だと林文科相の認識をただすとともに、徹底的な真相究明を求めました。
林文科相は、重大性への認識については語らず、「引き続き必要な対応をしたい」と述べるにとどまりました。
吉良議員は、面会があったとしてもなかったとしても、うそをついたことになる学園は教育者としてはふさわしくないと糾弾。
その学部新設を認可したことが大問題だと、厳しく指摘しました。
(2018年5月30日付「しんぶん赤旗」より)