日本共産党東京都中央地区委員会と中央区議団区民有志は29日、東京都築地市場(中央区)の豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)への移転中止を求める署名計3,623人分を小池百合子知事に提出しました。
毎月築地市場前で署名行動に取り組んできたもので、累計で1万5,934人分になりました。
署名提出行動で、小栗智恵子区議は豊洲新市場の深刻な土壌・地下水汚染が解決していない上、新市場施設の使い勝手が悪いことを強調し、「築地現在地での再整備に立ち戻っ てほしい」と述べました。参加者は「築地市場に訪れた観光客も多く署名し、豊洲新市場の汚染は外国人観光客にも知られている」などと語りました。
応対した野田数・知事特別秘書は「重い署名をいただいた。要請の趣旨は知事にしっかり伝える」と答えました。
署名提出には共産党の大山とも子、尾崎あや子両都議が同席しました。
また、「臨海部の環境とまちづくりを考える中央区の会」(田辺七郎会長)と新日本婦人の会中央区支部(福田サツ子支部長)は同日、
▽豊洲予定地の汚染の全面的調査、検証をする
▽食の安全・安心が第一の立場から豊洲移転を中止する
ことを求める請願を都議会に提出しました。
(2018年5月30日付「しんぶん赤旗」より)