実行委員会を代表して開会あいさつした小山農(みのる)日本民主青年同盟委員長は、「日本中の若者と力を合わせて、安倍政権も9条改憲も一緒に終わらせよう」と呼びかけました。
九条の会事務局長の小森陽一さん(東京大学大学院教授)と都内の白梅学園大学で九条の会をつくった女性(大学3年)が「憲法9条の値打ちと主権者の力」をテーマにトークセッションしました。
小森さんは、自民党憲法改正推進本部の憲法9条改定の条文案を解説。「9条の2」を新設し自衛隊を明記することで、「9条1項、2項を死文化し、海外での集団的自衛権の全面的な行使に道をひらくもの」と述べ、安倍9条改憲阻止の「3000万人署名」に全力をあげようと訴えました。
女性は「世論と運動が9条を守ってきた。9条の値打ちを伝えていきたい」と述べました。
各地の若者が横断幕などをもって登壇し、4人の代表が「私と憲法」と題してスピーチ。
「新宿デモ」を共催する「未来のための公共」のエミリさんが連帯スピーチしました。
群馬県から参加した女子大学生(22)は「憲法が、戦後の歴史と複雑につながっていることがわかりました。友達にも、学んだことを伝えたい」と話していました。
長野県から参加した男子学生(19)は「全国からたくさんの若者が集まっているのを見て、僕の大学の友達も、実はいろいろ考えているんじゃないかと思いました。もっと働きかけていきたい」と話しました。
(2018年6月4日付「しんぶん赤旗」webサイトより)