東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長が職員へのセクハラ行為で辞職した4日、市民と超党派女性市議6氏でつくる「高橋市長のセクハラ問題幕引き許さず、真相解明・再発防止へ」実行委員会は狛江駅北口で、「市民のための市政をつくろう」と訴えました。
周東三和子実行委員長は「高橋氏が期末手当や退職金950万円以上も何のペナルティもなく受け取るのは、税金を納めている市民として納得できない」と強調。辞職に伴う市長選(7月15日告示、22日投開票)で「ハラスメント(嫌がらせ)をなくし、市民のために政治をする人を、市民の手で新市長に選ぼう」と呼びかけました。
日本共産党の田中智子、宮坂良子、西村敦子、鈴木悦夫の各市議、生活者ネットの山本暁子市議、社民党の市原広子市議も参加しました。
通りかかって訴えを聞いた市民からも、高橋氏に対する怒りの声があがりました。
自転車を押していた同市和泉町在住の女性(76)は「高橋市長はセクハラを最初から認めていないし、説明もしていない。開き直っていてひどい」と話します。
訴えを聞いていた東和泉の男性(52)は「辞職は当然。自分の身内が同じことをされたらどうかを考えれば、怒るのではないか」と語りました。
猪方の女性(54)は 「高橋市長の態度は、女性の人権を無視したもので腹立たしい。市民の声を聞く公正な市長に変えたい」と話していました。
(2018年6月6日付「しんぶん赤旗」より)