日本共産党の とや英津子東京都議は20日、都議会本会議の一般質問で、認可外保育施設の事故の根絶、保育の質の向上のために、指導・監督の強化や立ち入り調査の徹底などの取り組みを小池百合子知事に求めました。
とや都議は、2016年に大田区の認可外施設で6カ月の乳児が死亡した事故を取り上げ、都が立ち入り調査で「常時複数の保育従事者が配置されていない」「保育の有資格者数が基準を満たさない」などの問題を把握しながら、事故が起きるまで改善勧告を出さなかったことを指摘。知事には事業停止や施設閉鎖を命じる権限もあり、「二度と幼い命を犠牲にしてはならない」と述べ、小池知事に決意をただしました。
小池知事は「このような事故はあってはならないことだとし、都として認可外施設の質の確保・向上のため、巡回指導を行う区市町村への支援などを進めており、今後も取り組むと答えました。
とや都議は、事故の検証委員会が、繰り返し改善指導を行っている事業者への指導監督の強化を提言したことを挙げ、都の取り組みを求めました。
梶原洋福祉保健局長は「提言も踏まえ、区市町村と連携しながら指導監督を強化していく」と答弁しました。
(2018年6月21日「しんぶん赤旗」より)
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