【都議会】あぜ上三和子都議代表質問~児童虐待防止の総合対策求める/小池知事 児相体制強化図ると答弁

日本共産党の あぜ上三和子東京都議は19日、都議会の代表質問で、児童虐待防止の総合対策を小池百合子知事に求めました。

小池知事は、児童相談所(児相)の体制強化や、各局が連携した総合対策を進めると答えました。

質問するあぜ上三和子都議=19日、都議会本会議(「しんぶん赤旗」提供)

あぜ上都議は、早期発見・対応の促進、相談支援体制の強化、社会的養護の拡充、子育て家庭の孤立と貧困の打開をはじめとする予防策など、総合的な対策が必要だと指摘。知事の見解をただしました。

小池知事は「援助や見守りが必要な家庭を早期に発見し、適切な支援につなげていくことが重要」だとし、「全庁横断的なプロジェクトチームを立ち上げ、各局が連携して総合的な対策を進め」ると答弁しました。

あぜ上都議は、十分な人数と専門性や経験が求められる児童福祉司の数が足りず、経験年数も低いと指摘。
児相の体制強化、児童福祉司、児童心理司の増員と専門性の確保を求めました。

小池知事は、福祉司・心理司の増員、専門性の確保など「児相の一体制強化を図っていく」と答えました。

あぜ上都議が、目黒区で3月に起きた5歳女児の虐待死事件について、都が、女児の旧居住地の香川県とともにどう調査・検証するのかを尋ねたのに対し、小池知事は、転居前後の引き継ぎ状況などを 検証すると述べました。

(2018年6月22日「しんぶん赤旗」より)

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