米空軍特殊作戦機CV22オスプレイが23日、在日米軍横田基地(東京都多摩地域5市1町)に周辺自治体に無通告で飛来しました。
CV22の無通告飛来は5月29日に続き2度目。
飛来したのは夏に横田基地配備を計画している5機のうち、4日に奄美空港(鹿児島県)にエンジンの不具合で緊急着陸した1機を除く4機。
同基地の監視活動を続けている羽村市の羽村平和委員会によると23日午後2時44分ごろから、次々に着陸しました。
東京都と周辺市町でつくる連絡協議会は同日、5月に続き事前通告なしに飛来したとに対し、防衛省北関東防衛局に、改めて迅速・正確な情報提供を強く要請。
常時配備か一時立ち寄りかの情報提供と、一時立ち寄りの場合の期間を明らかにするよう求めました。
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防衛省(左列)から事情を聴取する宮本徹議員ら=25日、衆院第1議員会館(宮本徹Twitterより)
吉良よし子、山添拓両参院議員の秘書が同席しました。
今回、飛来したCV22オスプレイは23日に横田基地に着陸しています。
防衛省の担当者は「飛来の目的は米側に確認中で詳細はわからない」と説明。日本政府にも事前通告はなく、飛来したCV22オスプレイがいつどこに行って、何をしてきたのかなども不明と繰り返しました。
宮本議員らは、事前通告なく飛来したことは5月に続くもので、米側に強く抗議するよう要請。
政府と在日米軍はCV22オスプレイを「今年の夏頃」に横田基地に配備する予定としており、今回の飛来が常時配備の一環なのか、一時立ち寄りなのかの情報を正確に提供するよう求めました。
また、宮本議員は「事故率が高い危険な機体であるCV22オスプレイを日本に配備すること自体を見直さなければいけない。ましてや北朝鮮情勢は大きく変わっており、安全保障環境を理由にした配備計画は成り立たない」と述べ、横田基地への配備計画を撤回するよう求めました。
(2018年6月26日付「しんぶん赤旗」より)