前市長がセクハラ事件で辞職したことに伴う東京都狛江市長選(15日告示、22日投開票)で、出馬表明した「ともに狛江 市民の会」の田中とも子候補(60)=無所属、新人、日本共産党市議=は2日、狛江駅北口で宣伝し、「セクハラ、パワハラをなくし、誰もが人権を尊重され、差別のない街をご一緒につくろう」と訴えました。
田中候補はセクハラ事件について、「市政への信頼も、市民の誇りも大きく失墜した。セクハラ防止に努めるべき市長が、人権侵害を行っていたのは許せない」と批判。
「事件の真相は明らかになっていない」として、▽専門家による第三者委員会を立ち上げ、経過と教訓を明らかにする
▽へ市職員の無記名アンケートを行い、被害者の思いを受け止めた再発防止策をつくる
と表明しました。
田中候補は「格差と貧困が広がり、市民の暮らしは大変。自治体本来の仕事である暮らしを守る市政に全力を挙げる」と強調。
都議時代に矢野裕市長(当時)とともに乳幼児医療費助成の拡大に取り組んだことも紹介し、認可保育園の増設、介護保険・国民健康保険の負担軽減などを公約しました。
市民の会の周東三和子代表、共産党の宮坂良子市議、社民党の市原広子市議も田中候補への支援を訴えました。
訴えを聞いた男性(78)は「前市長が自分のセクハラを、被害者が名乗り出るまで認めなかったことは本当に許せない。田中さんに頑張ってほしい」と話していました 。
(2018年7月4日付「しんぶん赤旗」より)
➡ 田中とも子 市長予定候補公式サイト