米軍が横田基地(福生市など東京都多摩地域5市1町)に今夏の正式配備を計画している空軍特殊作戦機CV22オスプレイが今月半ばから陸上自衛隊東富士演習場(静岡県御殿場、裾野両市、小山町)で離着陸訓練を予定していることが7日、わかりました。
東富士演習場での離着陸訓練は、5日に南関東防衛局が米軍からの情報提供として公表。2機のCV22が16~20日に実施する可能性があるとしています。
CV22は4月5日に5機が横田基地に初飛来。6月23日から「一時立ち寄り」していました。
すでに6月28日以降、首都圏各地での飛行や、横田、厚木(神奈川県)両基地や所沢通信基地(埼玉県)、大和田通信所(東京都、埼玉県)で離着陸訓練などを実施。
常駐配備を前に、横田基地を拠点に訓練が本格化しています。
横田基地の監視活動を続けている羽村市の羽村平和委員会によると、5日も午後5時20分過ぎから2機が相次いで離陸。
21分に離陸した1機は神奈川県方面に飛行し、51分に群馬県方面から帰ってきました。
この間、相模原市の他、群馬県太田市で午後5時30分ごろ住民が飛行を目撃していました。
午後5時25分に離陸した1機は基地での離着陸や周辺のUHINヘリの訓練空域での旋回飛行をしました。
(2018年7月8日付「しんぶん赤旗」より)