日本共産党国会議員団は9日、志位和夫委員長を先頭に、西日本を中心とする豪雨災害の救援募金を呼びかける緊急街頭宣伝を東京・新宿駅西口で取り組みました。
志位委員長は、募金箱を持ちながらマイクを握りました。犠牲者に対する哀悼の意を表明し、「1万人を超える被災者の皆さんが避難所で生活し、食糧、水、日用品が不足しているところもあります。救命救急、二次被害の拡大防止に力を注ぎつつ、被災者支援に全力をあげていきたい」と訴えました。多くの人々が足を止めて募金に応じ、40分ほどで約15万4千円が集まりました。
志位委員長は、国会のあり方について「私たち野党として、こうした大災害のもとでは行政府・立法府が一体となって被災者のみなさんの救援支援を行うべきだと提案しています。カジノ実施法案など、対立している法案は次の国会に先送りをして、被災者の救援・支援を最優先で行うべきではないでしょうか」と語りました。
若者や女性をはじめ幅広い世代が募金し、志位委員長と笑顔で握手を交わしました。小さな子どもが母親とともに募金箱に立ち寄る場面もみられました。
東北出身の男性は「個人では何もできないけど、少しでも救援の足しになれば」と募金に応じました。
町田市在住の女性は「共産党を信頼しているというのもあったから募金した。被害を受けた人に少しでも役立ってもらえたらと思う」と語りました。
宣伝には、田村貴昭、畑野君枝、藤野保史、本村伸子の各衆院議員、吉良よし子、山添拓両参院議員も駆けつけました。
(2018年7月10日付「しんぶん赤旗」より)